【2023年最新】 日本のEV(電気自動車)のおすすめ7選

電気自動車(EV)業界は急速に発展しており、世界中で需要が増加しています。
国内外でさまざまな電気自動車が発売されていますが、大きいものから軽自動車クラスのボディサイズの違いやバッテリーサイズ、走行距離など電気自動車により多種多様です。
ここでは、日本(国内メーカー)の電気自動車を厳選し、ご紹介いたします。
1. 電気自動車(EV)の種類について

EVとは「Electric Vehicle」の略で、「電気自動車」を表します。
EVには大きく分けて、次の4種類があります。
- ① BEV: (バッテリ式)電気自動車
- ② HV: ハイブリッド自動車
- ③ PHV: プラグインハイブリッド自動車
- ④ FCV: 燃料電池自動車
2. 電気自動車(EV)の選び方について
EV(電気自動車)と一言で言っても、性能や特徴はさまざまであるため、「自分の求めている内容」と「電気自動車のタイプ」が合っているかどうかを見極めて選択する必要があります。
「電気自動車のタイプ」は大きく3つのタイプに分けられます。
一充電走行距離が短めに設定されている代わりに販売価格が低価格なのがこのタイプ。
ほかにもクルマがある方や、ガソリンスタンドなどの外出先ではなく自宅で充電するという方、近所の買い物や送迎用に使用する方におすすめのタイプです。
概ね50kWh以上のバッテリーを搭載している、一充電走行距離が約450kmを超えるタイプ。
一般的なガソリン・ディーゼル車の代わりとして使用できるため、メインに使用したい場合やロングドライブを楽しむ方におすすめのタイプです。
とにかく超高性能で、いわゆる「新しいモノ」として世間から注目を浴びるタイプ。
最新技術を搭載しており、乗り心地と性能を重視したい方におすすめのタイプです。
3. 【2023年】国内メーカーのおすすめの電気自動車(EV)と各車種別のスペックについて
国内でさまざまな電気自動車が発売されています。
厳選した7つの電気自動車がどんな方におすすめなのか、それぞれのスペックと一緒にご紹介いたします。
3-1. 人気電気自動車ランキングNO1!日産「サクラ」

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
X | 20kWh | 47kW/2302-10455rpm | 195N・m/: 0-2302rpm | 180km (WLTCモード) |
124Wh/km (WLTCモード) |
|
2,548,700円 |
G | 6,524,600円 |
日産自動車が開発した、自動運転技術を搭載した電気自動車です。
発売開始した2022年8月単月ではぶっちぎりの3,523台を販売したことで、電気自動車の人気ランキングNo.1となりました。
プロパイロット2.0という自動運転技術を搭載しており、高速道路や渋滞など、特定の状況下での自動運転が可能です。
搭載されるバッテリーの容量(総電力量)は20kWhと小さめで、一充電走行距離は180km(WLTCモード)と、一般的な電気自動車と比べると
やや短めですが、近所の買い物や送迎をメインに使用する場合はこのスペックでも十分以上です。
急速充電での充電に要する時間は約40分と、相応のバッテリーを採用したことで「車両価格の低価格化」を実現しています。
また、スタイリッシュでモダンなデザインも特徴のひとつです。
日本の水引をモチーフにしたホイールなど、伝統的かつ未来的な印象を与えます。
サイズはコンパクトなため、狭い道路や狭い駐車場などでも小回りが利くため、都市部での利用にも適しています。
こんな方におすすめ
- 近所の買い物や送迎用など近距離で使用する方
- 小回りが利く車を求めている方
3-2. 安定の人気!日産「リーフe+」

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
e+X | 60kWh | 160kW(218PS)/ 4600~5800rpm |
340N・m(34.7kgf・m)/ 500~4000rpm |
450km(WLTCモード)/ 550km(JC08モード) |
161Wh/km (WLTCモード) |
|
5,253,600円 |
e+G | 5,834,400円 | ||||||
e+AUTECH | 443km(WLTCモード) | 164Wh/km (WLTCモード) |
5,616,600円 |
2010年に初代モデル「リーフ」の販売を開始し、現在販売されている2代目リーフは2017年からマイナーチェンジを重ねながら、現在も安定した人気を誇っている電気自動車です。
搭載されるバッテリーの容量(総電力量)は 60kWhバッテリー搭載 450km
大容量バッテリーを搭載しています。
そのため、ご自宅に充電設備があれば、ガソリン車と同じように使用することができます。
最高出力はリーフ e+ 1670~1680kgの車重に対して218psのモーター というスペックのため、電気自動車特有の加速力があり、ゼロからの加速が非常にスムーズです。それによりスポーティーな運転を楽しむことができます。
外観や内装も、現代的でモダンなデザインが施されており、EVであることを感じさせない高級感ある仕上がりになっています。
こんな方におすすめ
- ガソリン車の代わりにメインで使いたい方
- 走行性能を重視したい方
- 自宅に充電設備がある方
3-3. 上質な乗り心地!日産「アリア」

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
B6 | 66kWh | 160kW(218PS)/ 5950-13000rpm |
300N・m(30.6kgf・m)/ 0-4392rpm |
470km (WLTCモード) |
166Wh/km (WLTCモード) |
|
5,390,000円~ |
高性能な電気モーターと66kWh大容量バッテリーを搭載しており一充電走行距離は470km(WLTCモード)のため、ロングドライブにも最適です。
日産「アリア」にはe-4ORCEという4輪駆動システムが採用されています。
このシステムにより、素早いレスポンスと滑らかで力強い加速、減速時でも揺れを抑えた快適な乗り心地、操作に忠実なハンドリングと路面や天候を問わない安定性が実現されています。
特定の状況下での自動運転が可能なプロパイロット2.0と呼ばれる運転支援システムの他、狭い駐車スペースでは車外からの操作で車を出し入れできる「プロパイロット リモート
パーキング」など、先進の運転支援技術を備えています。
ドイツ レッド・ドット・デザイン賞受賞した日本の伝統美を活かした美しいデザインも魅力のひとつです。
こんな方におすすめ
- 乗り心地を重視したい方
- ロングドライブをする方
- 最新技術を取り入れた電気自動車に興味のある方
3-4. 走行性能にも優れた/ 三菱「アウトランダーPHEV」

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | EV走行換算距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
P (7名) | 20kWh | 98kW/ 5000rpm | 195N・m/ 0-4300rpm |
83km | 239Wh/km (WLTCモード) |
|
5,705,700円~ |
BLACK Edition (5/ 7名) | 5,267,900円~ | ||||||
G (5/ 7名) | 5,179,900円~ | ||||||
M (5名) | 87km | 227Wh/km (WLTCモード) |
4,841,100円~ |
三菱「アウトランダーPHEV」はプラグインハイブリッド車で、電気モーターとガソリンエンジンを併用することで、燃費性能と走行性能を両立したクロスオーバーSUVです。
電気のモーターだけで最大87km(WLTCモード)走行できるので、近所の買い物や送迎用など決まった範囲内の移動なら、電気のみで走行が可能。
走行中にCO2を出さず環境に優しく、ガソリン代に比べてお得な電気代だけで走行するため経済的です。
走行用バッテリーの電気を使い切ってもガソリンエンジンで走行可能なので、バッテリー残量を気にせず、安心のロングドライブを楽しむことができます。
走行性能にも優れており、スポーティな走りを楽しめます。
安全装備も充実しており、自動ブレーキや車線引き込み警報などの先進技術が搭載されています。
環境に配慮しつつも走行性能や利便性を兼ね備えた、とても魅力的なクロスオーバーSUVです。
こんな方におすすめ
- 走行性能を重視している方
- 安全装備を充実させたい方
- 近距離と長距離どちらも使用する方
3-5. 車両安全性能向上プログラム標準装備 三菱「eKクロスEV」

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
P | 20kWh | 47kW/ 2302-10455rpm | 195N・m/ 0-2302rpm | 180km (WLTCモード) |
124Wh/km (WLTCモード) |
|
3,081,100円~ |
G | 2,546,500円~ |
日産「サクラ」とともに共同開発された実質的な姉妹車。
仕組みやボディ外寸はサクラと同じで、デザインはekクロスとほぼ同じシンプルで日常に溶け込みやすいデザインです。
20kWhのバッテリーを搭載し、一充電走行距離もサクラと同じくで180kmです。燃料代を抑えたい人にはとても魅力的なモデルです。
三菱「ekクロスEV」は、電気モーターを搭載しているため、エンジンモーションはほとんどありません。
そのため、静かな走行が可能で、快適なドライブを楽しむことができます。
こんな方におすすめ
- 近所の買い物や送迎用など近距離で使用する方
- 安全装備を充実させたい方
3-6. 上質なデザインと車両安定性の高い スバル「ソルテラ」

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ET-SS FWD | 71.4kWh | 150kW/ 5379-7500rpm |
266N・m/ 0-5379rpm |
567km(WLTCモード) | 126Wh/km (WLTCモード) |
|
5,940,000円 |
ET-SS AWD | 80kW/ 4535-12500rpm |
フロント・リヤ: 169N・m/ 0-4535rpm |
542km (WLTCモード) |
133Wh/km (WLTCモード) |
6,380,000円 | ||
ET-HS | 487km | 148Wh/km (WLTCモード) |
6,820,000円 |
2022年4月に発売されたスバル「ソルテラ」はトヨタとスバルが共同開発した電気自動車で、基本部分はトヨタ新型「bZ4X」と共通です。
シンメトリカルAWD(全輪駆動)システムを搭載し、悪路や悪天候などの運転条件においても安定した走行が可能です。
また、シンメトリカルAWDに加え、X-MODE(エクスモード)と呼ばれる機能も備えています。
路面状況に応じてモードを選択するだけで、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールし、悪路からのスムーズな脱出をサポートします。
さらに、凹凸の大きな悪路や滑りやすい路面などを走行する際に常に一定の車速を維持するグリップコントロールを搭載しています。
エンジンには、スバルが自社で開発した新しいBOXERエンジンを搭載しており、低重心化による車両安定性の向上や、高い燃費性能を実現しています。
インテリアデザインにもこだわっており、広々とした室内空間や高品質な素材を使用しています。
外観デザインは、スタイリッシュでモダンな印象を与えないデザインになっており、都市部でも違和感なく存在感を発揮できます。
こんな方におすすめ
- 安定した乗り心地を求めている方
- 室内・外観のデザインにこだわりのある方
3-7. EVのリースができる トヨタ「bZ4X」

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Z FWD | 71.40kWh | 150kW(203.9PS) | 266N•m(27.1kgf•m) | 559km (WLTCモード) |
128Wh/km (WLTCモード) |
|
申込金: 385,000円(税込) 月額利用料(税込) FWD: (1~4年目)106,700円/月 |
Z 4WD | 540km (WLTCモード) |
113Wh/km (WLTCモード) |
申込金: 385,000円(税込) 月額利用料(税込) 4WD: (1~4年目)115,500円/月 |
トヨタ「bZ4X」はトヨタとスバルが共同開発した電気自動車で、スバル「ソルテラ」の姉妹モデルです。
スバル・ソルテラと基本部分は同じですが最大の違いはトヨタ「bZ4X」は月額で利用できるリース専用車という点です。
bZ4Xの個人契約はサブスク(フルサービスリース)のKINTO、法人契約はトヨタレンタリース店またはKINTOにて取り扱いしています。
bz4xの契約者の声として「車両デザインが良い」「乗り心地が良い」の他に「電池の保証があって安心」「下取りを気にする必要がない」といったリースならではのメリットがあげられています。
こんな方におすすめ
- 電気自動車をリースで検討している方
4. 日本と海外の電気自動車(EV)の違いについて
日本と海外の電気自動車の違いについては大きく5点あげられます。
- メーカーの違い:
国内メーカーと海外メーカーでは、車両の製造や販売戦略などにおいて異なる特徴を持っています。
国内メーカーは小型電気自動車の開発や販売に力を入れている傾向があります。 - バッテリーの種類:
海外メーカーの一部では、リチウムイオン電池に加え、リン酸鉄リチウム電池や固体電解質電池など、さまざまな種類のバッテリーを採用している場合があります。 - 充電インフラストラクチャー:
日本では急速充電器の設置台数が多く、海外と比較しても充実している傾向があります。
海外では充電インフラの整備が進んでいる地域もありますが、まだまだ発展途上の地域もあります。 - 車両価格:
海外メーカーの電気自動車は、一般的に国内メーカーの電気自動車よりも高価であることが多いです。 - デザイン:
国内メーカーは、コンパクトで実用的なデザインが多く、利便性を重視している傾向あります。
海外メーカーの電気自動車は、スポーティなデザインや、派手な外観が特徴的なものが多いです。
5. まとめ

日本政府は2035年までに乗用車新車販売における延期自動車の比率を100%とする目標を掲げています。
それに伴い、今後日本ではガソリン車の新車販売ができなくなるため、各メーカーも電気自動車の販売化を進めています。
また、海外の電気自動車の普及状況を見ると、特に欧州と中国において電気自動車の普及が進んでいます。
日本も欧州や中国のように、EV補助金の強化や税金の優遇措置を行うとともに、EV充電設備拡充も進めており、今後さらに電気自動車の普及が進んでいくことが予想されます。
今のうちに購入し、補助金を活用しながら「経済的で環境にも優しいカーライフを楽しむ」のも良いのではないでしょうか。
今回比較した7つ国内メーカーの電気自動車はそれぞれ特徴があり、多種多様です。
走行距離や車両価格だけで選択するのではなく、自身の「使用環境」や「使用目的」に合った電気自動車の種類と、電気自動車のタイプを長期的に考えて選ぶことで自身のカーライフをより良いものにしていきましょう。