【2023年最新】EV軽自動車特集! 価格や特徴、人気モデルを徹底解説!!

脱炭素社会を目指す中で、電気自動車(EV)がますます注目を集めています。
その中でも、EV軽自動車は一般的に価格が手ごろで、維持費も安く、さらに税金も普通の自動車よりもかかりません。
この記事では、そんなEV軽自動車に焦点を当て、価格や性能のメリット・デメリットを詳しく解説します。
さらに、現在販売されているEV軽自動車から将来の販売予定モデルまで、注目の車種を選りすぐりながらご紹介します。
この記事を読んでいただいて、EV軽自動車の魅力を知っていただければと思います!
電気自動車(EV)全体のおすすめはこちらから
1. EV車を購入するならEV軽自動車がリーズナブル?

EV車の普及が進む中、注目すべき点はその車体価格です。
ガソリン自動車は100〜300万円の購入価格が一般的なのに対し、EV自動車は価格が400万円以上がほとんどで
そのため、ガソリン車とくらべてEV車は約100~300万円ほど高価となります。
一方で、EV軽自動車は「日産サクラ」や「三菱eKクロス EV」などの人気車種が254万円からと、通常のEV車に比べて約150万円ほどお求めやすい価格となっています。
また、EV車の購入には国や自治体からの補助金やエコカー減税など、様々なメリットがあります。
例えば、東京にお住まいの方が「日産サクラ」や「三菱eKクロス EV」を購入する場合、最大で1,265,000円の優遇が受けられます。ただし、補助金や税制優遇には登録対象期間などの要件があることに注意してください。
また、軽EV車はランニングコストも魅力的です。現在のガソリン価格の高騰から見ても、軽EV車は長期的なコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。さらに、V2Hやトライブリッドを活用することで電気代の削減も可能です。
V2Hとは「Vehicle to Home」の略で、電気自動車に搭載された蓄電池から家庭に電気を供給するための装置です。これにより、EV車は乗用車としてだけでなく、緊急時に大容量の蓄電池としても利用できます。
また、「太陽光発電」「蓄電池」「電気自動車」の3つを組み合わせたシステムが「トライブリッド」であり、このシステムを導入することで蓄電池、V2H、電気自動車のメリットを同時に享受できます。
V2Hやトライブリッドは電気代の削減だけでなく、防災の観点からも大きなメリットがあります。以下のサイトでは、V2Hやトライブリッドについて解説し、設置に関する補助金についても詳しく説明していますので是非そちらもご覧ください。2. 中古車ならさらにお求めやすい価格になることも

新車ではなく中古車を検討することで、購入価格を一層抑えることができるかもしれません。
特に、古いモデルは値段が大幅に下がることがあり、リーズナブルにEV車を手に入れたい方には魅力的です。
中古車の場合、国からの補助金は受けられませんが、エコカー減税による自動車税の税制優遇は利用できます。詳しい中古EV車の特徴や受けられる税制優遇については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。
中古の電気自動車のメリット・デメリットとは?新車との違いを含めて解説|EV TOWN
電気自動車は中古でも補助金が出る?中古EVが受けられる優遇措置も併せて解説|EV TOWN
ただし、2023年11月時点ではEV軽自動車の中古車市場はまだ小さく、人気モデルである「サクラ」や「ekクロスEV」なども2022年に販売が始まったばかりです。そのため、現在の軽EV車中古車価格は高止まりしている傾向があります。
もし、現時点でEV軽自動車の購入をお考えなら、今回は新車を購入し、次回買い替えのタイミングで中古EV車を検討されてはいかがでしょうか。
将来的には新しいモデルの発売や現行車のモデルチェンジにより、中古車市場でお得な取引が増える可能性があります。EV TOWNでは今後も中古EV自動車に関する情報を発信していく予定ですので、こまめに最新情報をチェックしてください!
3. EV軽自動車のメリット・デメリット
EV軽自動車の価格に関するメリットを考察してきました。次に、機能面や性能面におけるメリットとデメリットを考えてみましょう。
ご自身の状況と照らし合わせて、クルマをご購入する際の参考材料にしてください。
3-1. メリット①:軽クラスで最良のライフ・サイクル・アセスメント(LCA)

エコなイメージのあるEV車について、実際の環境への影響について考察してみましょう。
EV車は走行時のCO2排出量がゼロである一方で、駆動用バッテリーの製造の際に多くのCO2が排出されると指摘されています。
EV車が環境に優しいかどうかを総合的に評価するためには、「ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)」と呼ばれるアプローチが必要です。
LCAは、走行時だけでなく、製造に必要な原料採掘から始まり、製造、輸送、そして廃棄に至るまでのすべての段階の環境負荷を定量的に評価し、包括的な結論を導き出します。
三菱自動車が実施したLCAの 結果 によれば、軽自動車クラスにおいてもっとも環境負荷が少ないクルマは軽EV車であるとされています。
※eKクロス EV|環境性能|性能・特長|三菱自動車より
※ICE=燃料電池自動車 HEV:=ハイブリッド自動車 PHEV=プラグインハイブリッド自動車 BEV=(バッテリ式)電気自動車の略称
勿論、これは三菱自動車が行った評価であり、他社メーカーはまた違った見解を出すかもしれません。
しかし、2022年に米国のミシガン大学とフォード自動車が共同で行ったLCA調査においても、EV車は製造段階でCO2排出が多いものの、走行段階に入ると約1年半から2年程度で逆転し、EV車の方がCO2排出が少ないと結論づけられました。
これらの結果から、長期的にクルマを使用する場合、軽EV車がLCAの観点で最も環境に優しい選択となることが考えられます。
3-2. 3-2.メリット②:静かだがパワフル。コンパクトサイズなので都市部や狭い居住区でも走りやすい

軽EV車は静かで小型なため、都市部や住宅地での利用に最適です。
EV自動車はエンジンを搭載していないため、非常に静音かつ快適な走行が可能です。
夜遅くや早朝の走行でも騒音の心配がありません。
さらに、軽EV車はコンパクトなサイズなため迂回性能が高く、渋滞や狭い道も走りやすいです。
また、モーターの応答速度がエンジンよりも早いため、急停止がしやすく、見通しが悪い路地でも安心して走行できます。
軽自動車であっても、モーター駆動により力強い発進と加速が得られ、パワー不足を感じません。
小型でコンパクトな軽EV自動車は、都市部での生活において頼りになる相棒となるでしょう。
3-3. デメリット:バッテリー容量が少なく、長距離を走行するのには向かない

軽EV車は、満充電状態から走れる航続距離がガソリン車より短いため、長距離での利用には向いていないと言われています。その理由はバッテリー容量にあります。
そもそもの話として、EV車の価格が高いのは何故か?それはバッテリーの製造コストが高いからです。したがって、安価な軽EV自動車のバッテリー容量は約10~20kwと大きくないのが普通です。(普通EV車は約40~70kw)
典型的なEV軽自動車の走行距離は、フル充電で約180kmありますが、環境やバッテリーの経年劣化の度合いによって変動します。
対照的に、ガソリンの軽自動車は車種や状況により異なりますが、一般的には500km以上を走ることができます。
EV普通自動車はフル充電で平均400~500kmほど走行できるクルマが多いため、これらと比べるとたしかに軽EV車の走行距離は短めに思えます。
では、この航続距離180kmという数値は、実際に使用するあたってはどうなのでしょうか?
一般社団法人 日本自動車工業会が行った 調査 によりますと、クルマを使った月間あたりの平均走行距離は370kmでした。
一週間あたりの平均使用頻度は5回程度とのことなので、計算すると一日辺りの平均走行距離は20km未満ということになります。
この結果から、軽EV車は通勤や買い物などの普段の移動には問題なく使えることがわかります。
一方で、県外への旅行や出張などでの利用には不向きかもしれません。
したがって、クルマ1台でガンガン長距離移動に使いたい方には、軽EV自動車は向かない可能性があります。
4. 【メーカー別】注目の軽EV自動車を一挙紹介!!
現在発売中の代表的な軽EV車から、今後発売予定のモデルまで厳選してご紹介します。
4-1. 【日産】サクラ S/X/G

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S | 20kWh | 47kW/2302-10455rpm | 195N・m/: 0-2302rpm | 180km (WLTCモード) |
124Wh/km (WLTCモード) |
|
2.493.700円~ |
X | 2,548,700円~ | ||||||
G | 3,040,400円~ |
「日産サクラ」は2022年の6月に発売されたEV軽自動車です。"クルマの祭典"である日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて、三菱のeKクロス EVと共に1位として選ばれました。
サクラは国内EV車でトップのシェアを占めており、2022年の国内EV販売台数約7万9000台のうち、なんと約42%がサクラです!
サクラには3つのグレードがあり、エントリーモデルが「S」、ミドルが「X」、上位モデルが「G」となっています。
走行距離やバッテリー等の性能は変わりませんが、オプションや装飾の有無、素材の違い等があります。予算や用途に応じて自分に合ったグレードを見つけてみてください。
サクラ S
エントリーモデルで価格は一番安く、249万円~となっています。しかしこれはXモデルと6万ほどしか差額はありません。
主にビジネスで使用するユーザー向けとなっており、ホイールが「X」や「G」で使われるアルミホイールではなくスチールホイール+ホイールカバーとなっていたり、装飾が大きく省略されています。
また、運転支援システムのオプションが標準ではついていません。
徹底的にコストを軽くしたいしたいビジネス用途向けのグレードとなっていますが、個人でも購入できます。
しかし公式サイトには「X」と「G」のグレードしか情報が載っていないのでメーカー的にも個人向けにはしていないようです。
「S」を選択している人はサクラの購入者全体でも3%であるため、基本的には次の「X」や「G」グレードの購入をオススメします。
サクラ X
最も標準的で、日産公式サイトでもオススメされているのがこのグレードになります。
電気自動車の入門として、手ごろな価格(254万円~)でありながら、内外装の質感にもこだわりがあり、軽自動車とは思えない高級感のある作りになっています。
「G」に比べて、標準搭載しているオプションは少なめではありますが、追加することも可能です。
「X」のサクラ全体に対する購入者は約6割と半分以上になっており、コスパ良く電気自動車デビューをしたいのであれば、「X」を選んでおけば安心です。
サクラ G
一番高価で高級路線なのがこのグレードです。
基本性能は一緒ですが、運転支援の「プロパイロット」や「SOSコール」等が標準搭載されています。
素材や装飾にもこだわりがあり、豊富なカラーバリエーションが揃えられています。
サクラの中で「G」を選んだ購入者は3~4割となっており、価格が高くなっても安全面を重視したり、軽であっても高級感のあるクルマを選択したい方にオススメです。
4-1. 【三菱】eKクロスEV G/P

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
P | 20kWh | 47kW/ 2302-10455rpm | 195N・m/ 0-2302rpm | 180km (WLTCモード) |
124Wh/km (WLTCモード) |
|
3,081,100円~ |
G | 2,546,500円~ |
三菱「eKクロス EV(イーケイ・クロス イーヴイ)」は日産サクラと同じく2022年6月に発売されたEV軽自動車です。
国内のEV軽市場では、日産サクラに次ぐ2番目のシェアを誇っています。
また、eKクロス EVもサクラと同じく、2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーで1位に輝いた車種です。
なぜ、異なる2社のクルマが同じ枠として1位に選ばれたかというと、
「基本的な中身は全部一緒」だからです。
三菱のeKクロスと日産のサクラは兄弟車ということもあり、
同じノミネート枠で1位に選出されました。
そのため、性能面での差異もなく、価格もほぼ同等です。
もしeKクロス EVと日産サクラで迷った場合は、デザインや見た目の好みで選んでしまっても構わないでしょう。
eKクロスには「G」と「P(上位モデル)」の2つのグレードがありますが、基本性能に違いはありません。
しかし、「P」モデルはサクラのGクラス同様に素材の質が向上しており、スマートフォン連携ナビゲーションやSOSコールスイッチも標準搭載されています。
予算や求める機能から、自分に合ったグレードを選ぶと良いでしょう。
4-3. 【三菱】ミニキャブ EV

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4シーター | 20kWh | 未定 | 未定 | 180km (WLTCモード) |
127Wh/km (WLTCモード) |
|
2,486,600円~ |
2シーター | 2,431,100円~ |
2023年12月21日から販売が開始される三菱の新型軽商用EVのミニキャブ EVは 、ワンボックスタイプのミニバンで、これまで展開されていた「ミニキャブ MiEV(ミーブ)」の継続モデルとなります。
新モデルでは、バッテリー総電量が従来の16kWhから20kWhに増加し、一充電走行距離もWLTCモードで133kmから180kmに向上しました。
この走行距離は、「サクラ」や「eKクロス EV」と同等であり、モーター駆動により走り出しから最大トルクが得られ、力強い走りと変速ショックがなくスムーズに加速できます。
また、EV専用のコンポーネントを搭載しながらも、ガソリン車と同等の積載量を確保しています。
主な用途はビジネス(運送用)であり、特にデリケートな荷物の運搬などにも適しているでしょう。 ミニキャブ EVは、商用車としての機能性と環境への配慮を兼ね備えた魅力的なモデルとなっています。
4-4. 【トヨタ】C+pod(シーポッド) X/G

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G | 9.06kWh | 9.2kW/ | 56N・m | 150km (WLTCモード) |
54Wh/km (WLTCモード) |
|
リース専用 (月額支払い額は契約内容や販売店により変化) |
X |
世界的なクルマメーカーであるトヨタも、軽EV自動車のラインナップにC+pod(シーポッド)を加えています。
この車種は2020年に発売され、当初は法人向けに限定された販売でした。
現在では一般向けではリース契約のみが選択できる状態です。
C+podの最大の特徴はそのコンパクトさで、今回ご紹介する中でも最も小型の車両となります。優れた小回り性能により、狭い路地をスイスイ走行したり、限られた駐車スペースでも楽々と駐車できます。
現在はリース専用となっていますが、初期費用を抑えつつ、コンパクトな軽EV車を試してみたい方にとってはおすすめのモデルです。コンパクトながらもトヨタの技術が詰まったC+podは、都市部での利便性が高く、環境への貢献も期待できる一台と言えるでしょう。
4-5. 【FOMM】FOMM ONE

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一種のみ | 11.84kWh | 10.6kw | 560N・m | 166km (WLTCモード) |
74.8Wh/km (WLTCモード) |
|
2.750.000円~ |
日本のベンチャー電機自動車メーカーが誇る「FOMM ONE」は、非常にコンパクトながらも4人までの乗車に対応しています。
2019年からはタイを中心に販売が進められ、2021年には日本でも販売が開始されました。
FOMM ONEの最大の特徴は、なんといっても「水に浮く」ことです。 また、このクルマは前輪にインホイールモーターを採用しており、水上での移動も可能です。
FOMMの設立者である鶴巻日出夫氏は、元スズキのエンジニアであり、その後トヨタで小型電気自動車「コムス」の開発を手がけていました。設立の背景には、東日本大震災からの教訓があり、「水に浮くクルマを作りたい」という理念からFOMM ONEを開発したとのことです。
将来的に南海トラフ地震が発生する可能性が指摘されている中、水害に強いクルマを選択することは一つの備えとなるでしょう。FOMM ONEはそのような状況に対応できるユニークなモデルと言えます。
4-6. 【ホンダ】N-VAN e:(2024年販売予定)

価格・スペック |
---|
未定 |
2024年に発売予定のホンダの新型軽商用EV「N-VAN e:(エヌバン イー)」は、商用車としての積載性を確保しながらも、EV独特のスムーズな走り出しやパワフルさ、低い重心による走行安定性を実現しています。
このモデルでは、電動サーボブレーキが採用され、ブレーキ操作に対してリニアに反応するため、積載物が荷崩れしにくくなっています。
N-VAN e:は軽バンのEV自動車であり、商用利用を主な目的とする方に最適です。 商用車としての実用性をしっかり備えながら、電動車特有の快適な運転体験を提供してくれるでしょう
4-7. 【スズキ】【ダイハツ】【トヨタ】商用軽バン電気自動車 (2024年販売予定)

価格・スペック |
---|
未定 |
トヨタ、スズキ、ダイハツの3社が、商用軽バンEV自動車を共同で開発中です。
この新しい商用軽バンEVは、1回の充電で約200km程度の航続距離を実現する予定で、他の軽自動車よりも長い走行距離が期待されます。
具体的な詳細情報はまだ明らかになっていませんが、ミニキャブEVやN-VAN e:と同じく、 商用利用での輸送などにEV軽自動車を活用したい方に向けたモデルとなるでしょう。
4-8. 『番外編』【BYD】シーガル

グレード | 総電力量 | 最高出力 | 最大トルク | 一充電走行距離 | 交流電力量消費率 | 充電時間 | メーカー 小売希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
廉価版 | 30.5kWh | 75kW/ | 135N・m | 305km (WLTCモード) |
未定 |
|
未定 |
大バッテリー搭載版 | 38.88kWh | 405km (WLTCモード) |
|
EV市場において、世界で圧倒的なシェアを誇るBYDが日本へ上陸します。
シーガルはすでに日本で商標登録されており、2024年に発売するのではないかと言われています。
初めにお伝えしておくと、シーガルは軽自動車の規格には収まっていません。
日本における軽自動車の規格は、全長3400×全幅2000×全高1540㎜以下です。
対してシーガルのサイズは全長3780×全幅1715×全高1540㎜であり、軽自動車の規格を少しだけオーバーしています。
しかし、価格やサイズ的には「サクラ」や「ekクロスev」に近いポジションになると思いますので、番外編として紹介させて頂きます。
その魅力は圧倒的なコストパフォーマンスの高さにあります。
シーガルの中国での販売価格は日本円換算で150~180万であり、日本で発売される際には100~万ほど上乗せされると言われています。
しかしそれでも「サクラ」や「ekクロスev」と同程度の価格帯であり、スペック面ではこれらを1歩リードしています。
シーガル (廉価版) |
サクラ ekクロスev |
|
---|---|---|
価格 | 250万円(見込み) | 250万円 |
総電力 | 30.5kWh | 20kWh |
航続距離 | 305km | 180km |
シーガルの一充電走行可能距離は305km、バッテリー容量は30kwhと、「サクラ」や「ekクロスev」の1,5倍です。
なぜスペックに対してここまで価格が安いのか、その理由はLFP(リン酸鉄)で作られたバッテリーにあります。
前述したように、EV車が高価格である要因はバッテリーです。
しかしシーガルは、鉄とリン酸を使用した廉価版リチウムイオン電池を用いることで、大幅なコストダウンを実現しています。
また、安価なだけでなく、LFPバッテリーは電池のリサイクル寿命が長いというメリットがあります。これはEV普及の足掛かりとして重要な技術になりそうです。
EV車は国内外様々な企業が開発・販売を行っています。EV車の黒船とよばれるBYDが日本に上陸することで、日本の自動車業界にどのような影響を与えるのか、今後も注目が必要です。
5. まとめ:EV軽自動車がオススメなのはどんな人?

EV軽自動車の特徴やラインナップを見てきました。
軽EV車は航続距離こそ短いですが、購入価格・ランニングコストともにリーズナブルであり、コンパクトなサイズなため、日常使いや足代わりに使うのにピッタリです。
まとめると、EV軽自動車の購入がオススメなのは以下の項目のいずれかに当てはまる方であると考えられます。
こんな方におすすめ
- 環境に配慮した車を選びたい
- 都市部に住んでいて、静かでコンパクトなクルマが欲しい
- 軽自動車に乗り換えたいが、高級感も大事にしたい。
- お出かけ用とは別に、普段使いで2台のクルマを検討している
勿論、これらの項目が当てはまらないからといってEV軽自動車がオススメできないという訳ではありません。
大事なのはご自身の嗜好や状況に合わせて、どういったクルマが自分にとってベストなのか判断することです。
また、EV車を購入する際には折角ですから、お家とも連携できるV2Hやトライブリッドの併用も検討してみると良いでしょう
電気代を削減したり、停電時の防災に役立ちますが事前に以下をご注意してください。
V2Hやトライブリッド導入にあたって
- ご購入予定のクルマがV2Hやトライブリッドに対応しているか
- ご自宅の環境でV2Hやトライブリッドを設置出来るのか
この2点は購入前にご確認するのをおすすめします。
実はV2Hは導入の際に、補助金を申請出来ることがあります。
補助金を活用してV2Hを導入したいという方にはエネタウンのご活用がおすすめです。
CEV補助金の申請から交付までしっかりサポートし、機器の導入まで承ってきた実績と経験を活かし、CEV補助金をご利用されるお客様のサポートを行っています。
EVTOWNではこれからも電気自動車に関連した情報を積極的に発信していく予定です。ぜひまた見に来てくださいね。